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» 2021年02月18日 18時40分 公開

「プリコネ」大ヒットの舞台裏 一度たたんだコンテンツを復活させたCygamesの手腕とはCygames木村唯人専務インタビュー【後編】(2/5 ページ)

[河嶌太郎,ITmedia]

「絵と世界観に光るものを感じた」

――初代はサイバーエージェントとの共同開発だったものをCygamesが引き取る形で、初代「プリンセスコネクト!」サービス終了直後の16年8月に続編を発表。そして1年半後の18年2月に「Re:Dive」として展開し、現在まで続いています。なぜ一度終了した作品の続編を作ろうと思ったのでしょうか。

 僕も初代の開発に関わっていたのですが、絵と世界観に光るものを感じました。特にキャラクターが大好きで、「このキャラクターなら絶対にいける」と確信していました。それで、当社でリメークできないかと考えたんです。

 実際にはリメークではなく続編なのですが、半続編のような形になっていますね。それで、僕からサイバーエージェントさんに「続編をどうしても作りたい」とお願いして、続編として当社だけで作り直すことになりました。

――初代の世界観や設定を絶妙に「コネクト」させていますよね。続編としてゲームを作り直すにあたって、どのような点を意識したのでしょうか。

 初代は世界観を含め、ややコア向けのゲームになっていたので、カジュアルでより広い層が遊べるようなゲームにしたいと考えました。まずは世界設定などのゲームデザインを一般向けにしようと思いました。VRゲームの仮想世界という設定から、一見よくあるファンタジー世界に建て付けを変えたんです。一般向けの幅広いユーザー層に合わせる形で、世界観や設定を変えていった形ですね。

 ただ、実際プレイしてみると分かるのですが、正確には設定が変わったわけではなく、いろいろな仕掛けをして幅広い方に楽しんでいただけるようにしてあります。

phot 「プリコネR」のバトルシーン。プレイヤーはキャラを配置するだけで、基本的にオートで戦闘が進んでいくのが特徴だ

 カジュアルで誰もが手軽に遊べるゲームデザインにした理由は、当社の作品で「グランブルファンタジー(グラブル)」という少し考える要素が多いRPGゲームがあるのですが、グラブルとの競合を避けたのもあります。カジュアルなRPGゲームというところにいかないと、「グラブル」に勝たなくてはいけなくなってしまいますから。ただ、当初の想定と違って、やり込んでくれているユーザーさんは非常に難しいことを考えながら攻略プレイをしてくださっていますね。

phot メインストーリー、イベントストーリー共に質の高いシナリオが展開されるのも「プリコネR」の特徴だ

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