訪問治験に感じる懸念点については、「掃除など人を迎える準備をすることが手間」が42.5%と4割を超え、次いで「どんな医師・医療関係者が来るか分からない」が36.2%、「医療関係者とはいえ、プライバシーやセキュリティが不安」が27.2%と多かった。
日本で初めて訪問治験を担当した長嶋浩貴医師(東京センタークリニック臨床研究センター長)は、「訪問治験のメリットとして、回答者の多くが待ち時間や通院時間がなくなることを挙げている。しかし視点を変えれば、その分の負担が訪問する医療従事者にかかることになる。疾患や地域などの条件を踏まえた上で、訪問治験のメリット・デメリットを幅広い視点で考え、よりよい選択や工夫をする必要がある」とコメントしている。
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