クレジットマーケットへの介入はテーパリングへ向かうが、インフレ率が安定して2%を超える見通しが立たない現状では、政策金利は低位で安定する見通しだ。神山氏は、「複数のシナリオで議論をしたが、いずれのシナリオでも米政策金利は22年3月末まで0.25%が続くというものだった」と話す。
ワクチンへの期待の幅はさまざまだが、第4波が危惧される日本や第3波が深刻化するドイツなどを除けば、英米などではワクチンの接種も急速に進みつつある。また、家計に貯まったマネーが徐々に消費に向かいつつあるが、これは小売売上高の推移などからも確認できる。
神山氏は、「こうしたリスクが払拭されれば、日経平均3万3000円、ダウ工業株平均は3万7000ドルに向かっていく」とし、リスクはあるものの、堅調に経済回復が続くという見通しを示した。
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コロナ・ショック後の経済成長と景気Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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