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» 2021年04月23日 13時43分 公開

オフィスが採用の武器に? VRを活用したオフィス案内ツールが登場オフィスで謎ときゲームも

コロナ禍で活用が進むリモート採用だが、一方で生まれた課題もある。その一つが、求職者に実際のオフィスの雰囲気を伝えられない、というものだ。

[ITmedia]

 コロナ禍によって採用活動のオンライン化が進んでいる。それによって、人事の現場では「遠方に住んでいる学生も採用できる」といった採用機会の拡大や「面接用の会議室を準備する手間がなくなった」「時間に縛られず選考できる」といった採用業務の効率化などがこれまで以上に促進されている。ただ、その一方でデメリットも生まれている。例えば、「求職者がオフィスを体験できない」という点だ。

 そうした中、不動産オーナー向けのWeb制作などを行うLexi(東京都渋谷区)は4月1日、VRを使って求職者にオフィスを案内できるサービス「360pict」を一般企業向けにリリースした。これまでは不動産オーナー向けに、テナントを探している企業に対するサービスとして提供しており、500棟以上で導入されているという。

出所:同社リリース

 同サービスは、プロのカメラマンが一眼レフカメラで撮影した画像を基に、360度から視聴できる高画質なVRを作成・提供するサービス。別途制作費用を除き、作成したコンテンツは最低6カ月間、毎月2万円から月額料金制で利用できる。なお、制作したコンテンツの販売にも対応しているという。

 VRの閲覧はスマートフォンからも可能で、求職者の手間や負担なくオフィスの様子を伝えられる。また、VRには社員のコメントや動画も挿入できる。具体的には、VR上の社員をクリックすることでその社員の仕事ぶりに関する動画を見せられたり、謎ときゲームのような仕組みもつくれたりするという。

360pictで制作したカオナビ社のオフィスVR。高画質な映像でオフィスを案内できる(出所:Lexi公式Webサイト)

リモートワークが普及しても、オフィスを見せる意味

 最近では、リモートワークが普及したことにより、オフィスへ出社する機会も減っている。そんな中でも、求職者に対してオフィスを見せることにはどういったメリットがあるのだろうか。

社員のコメントを挿入できたり、謎ときゲーム的な使い方もできたりする(出所:同社リリース)

 この点について、同社の広報担当者は「リモートワークが中心になったとはいえ、実際にはオフィスに出社することもある中で、求職者側も『働く雰囲気が見えない』という不安を抱えている」とコメント。オフィスの在り方が、単に働く場所から「企業文化や価値観を発信する拠点」「メンバー同士のコミュニケーションを生む場所」といったものへ変化している中で、「VRを使ってオフィスを見られることで、会社の雰囲気や魅力を伝えられ・感じ取ることができるようになり、入社に対してのモチベーションの向上や、入社後のミスマッチ解消につながるはず」としている。

 従来の「働く」だけの場所から、コロナ禍によって在り方が変化しているオフィスの姿。人事部門としては、「採用の武器」としてどう活用していくかがカギになりそうだ。

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