就職支援サービスなどを手掛けるリーディングマーク(東京都港区)は4月28日、旧帝大や早慶といった最上位校における「2022年卒就職人気企業ランキング」を発表した。
1位が三菱商事、2位が三井物産、3位が伊藤忠商事、4位が住友商事、5位がサントリーホールディングス(HD)という結果になった。
直近3年間では1〜5位を5大総合商社が独占していたが、今回のランキングではサントリーHDが5位に躍進するとともに、前回20位だった三井住友銀行が6位になった。その理由についてリーディングマークは、「就職活動の長期化も相まり、学生の企業選択の取捨選択が進み、人気が分散化したことが大きな要因」と分析する。また、コロナ禍の影響でリアルな合同説明会が減少する一方、オンライン上でのコンテンツが増加したことで、学生が幅広い情報を取得しやすくなった。そのため、「知名度だけではなく、学生に魅力を伝えられる、真に実力がある企業に集まりやすい状況」(リーディングマーク)になったようだ。
その他の特徴としては、IT/通信企業が1年前から順位を上げている。具体的には、楽天(17位→14位)、NTTデータ(30位→19位)、NTTドコモ(68位→44位)が挙げられる。また、1年前はランキングに入ってなかったKDDIやNTTコミュニケーションズなどもTOP100にランクインした。
通常、学生の認知度が高くないtoBメーカーにも動きがあった。旭化成(22位→9位)や凸版印刷(36位→16位)が躍進した。リーディングマークは「オンラインコンテンツを通して、認知が拡大しており、学生に魅力を伝えられている企業のランキングが上がった」としている。
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