テレワーク中の1on1ミーティングで、部下に遠慮して伝えるべきことを伝えられない上司は70.2%──HRテック企業のEDGE(東京都港区)が行った、テレワーク経験のある上司と部下への調査で、このような結果が判明した。
伝えるべきことを伝えられないことが「度々ある」と回答した上司は23.2%、「どちらかというとある」は47.0%だった。
テレワークの浸透前後で、上司または部下とのコミュニケーションにやりづらさを感じたり、不満を感じたりする機会が増えたという上司は78.0%(「とてもそう思う」が33.0%、「どちらかというとそう思う」が45.0%)だった。一方、部下はそのように感じる人が50.6%(「とてもそう思う」が18.8%、「どちらかというとそう思う」が31.8%)で、上司と比較して少なかった。
EDGEは、上司側ではコミュニケーションが取れなくなった原因をコロナ禍によるリモートワークだと考え、部下はコロナ禍以前からコミュニケーションが取れていないと考えていた可能性があると解説している。
上司が自分の価値観を理解してないと感じる部下は、「とてもそう思う」(17.8%)と「どちらかというとそう思う」(40.3%)を合わせて58.1%だった。
部下の本音や価値観が把握しづらい・分からないと感じる上司は、「とてもそう思う」(24.6%)、「どちらかというとそう思う」(37.8%)と、合計62.4%だった。
調査は同社が4月15〜16日、インターネットで実施した。対象は20〜59歳のリモートワークを実施している日本在住の正社員で、800件の有効回答を得た。回答者の内訳は、上司400人、部下400人。
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