コロナ禍で採用活動に苦戦する企業も多い中、土屋鞄製造所(以下、土屋鞄)の新卒採用が好調だ。2020年卒はたった57人の応募だったが、21年卒は2000人以上が応募と、エントリー数が約40倍に急増した。
これまではほぼ関東の大学生を採用していたが、21年卒ではその割合が約3割に減少。残り7割は関東以外の地方や海外からの採用になり、多様性のある人材を迎え入れた。
内定のバッティング先も変わった。外資系の金融業界や大手人材会社など人気の企業と並行して採用を受ける学生が増え、より一層優秀な人材が集まっているという。志望動機も、土屋鞄のカルチャーやビジョンにひかれて応募する学生が増加した。
直接会えない環境が続く中、たった1年で大きな成果を出せた理由は、SNSや求人情報サイトの積極的な運用と、就活生との密なコミュニケーションにあった。同社人事部人材開発課課長の西島悠蔵氏に、SNS時代の新卒採用を成功させる秘訣を聞いた。
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