採用の「多様化への対応」、何から始めるべき? 5つのポイント“真実”を見抜く人事戦略(3)(1/2 ページ)

» 2021年04月23日 05時00分 公開

熊谷豪(シングラー株式会社 代表取締役CEO/Founder)

1983年生まれ。明治大学卒業後、ベンチャーのモバイル広告代理店に入社し、人事採用業務に従事。2011年に人事採用の上流戦略を提案するHRディレクションカンパニーを立ち上げ、コンサルティングファーム、ITベンチャー、教育、食品会社などの採用チーム立ち上げ・再建を中心とした採用コンサルティング全般に携る。

2016年11月シングラー株式会社を設立し、面接CX(候補者体験)を高めて内定辞退を防ぐ「HRアナリスト」を発表。同サービスでエントリーした日本最大級のスタートアップカンファレンス「B Dash Camp 2017 Summer in Sapporo」で準優勝に輝く。「HRアナリスト」をコアとしたHR Techによる人材採用の変革を推進中。

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 2020年に新型コロナウイルスの感染拡大が起きたことにより、人材採用にも大きな変化が訪れました。さらに11月頃から米国でワクチンの承認が降りてからは、少しずつアフターコロナの兆しも見え始め、さらなる変化や対応を求められています。

 そんな世の中において、これからの採用人事の未来はどのように変わってゆくのでしょうか。経営者ならびに人事の視点で考えてみたいと思います。

多様化しているのは候補者なのか?

画像はイメージです(提供:ゲッティイメージズ)

 最近「人材採用を行う中で候補者の多様化を実感する」という声をよく聞きます。しかし、本当に“候補者”が多様化しているのでしょうか。

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