コロナ禍なのに、コンビニの「高級おにぎり」が売れ続けた理由変化する需要(2/4 ページ)

» 2021年05月12日 05時00分 公開
[昆清徳ITmedia]

ファミマやローソンも高価格帯が好調

 ファミリーマートも、20年10月に発売した高価格帯の「ごちむすび」シリーズが好調。21年3月15日時点で累計販売数が4000万食を突破した。定番の鮭やいくらに加えて、「ほたてバター醤油」など3種類を3月16日に発売した。

ファミマの「ごちむすび」シリーズ(出所:ファミリーマート公式Webサイト)

 同様の傾向はローソンでも見られる。同社は高級おにぎりシリーズの「金しゃりおにぎり」を展開している。コロナ禍の前から支持されており、おにぎり全体の売り上げランキングの上位に食い込んでいた。感染が本格的に拡大しても苦戦した他のおにぎりと比べ、好調だった。主に、高価格帯でもおいしさを求める50代のお客が購入したという。

4月20日に発売したローソンの「金しゃりおにぎり 大きな大きな焼さけ」(215円、出所:ローソン公式Webサイト)

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