転職先が決まるまでに応募した企業数を聞くと、平均は10.5社で、10社以内の人が7割以上だった。一方で「70社」や「80社」など、かなりの数を受けた人もいた。50社を超える企業に応募した人が挙げた「不採用だった理由」は、「経験・スキル不足だった」「年齢が高かった」「転職回数が多かった」などだった。
転職が決まるまでに受けた面接の数を聞くと、平均は4.4社で「2〜3社の面接を受けた」人が139人で最も多く、8割以上が面接数5社以内に収まっていていた。最も多かった人は40社という人もいた。
最後に、転職にあたり転職エージェントを利用したかどうか聞いたところ、利用した人は44.5%で、利用していない人のほうが多かった。利用した人は、その理由として「自力の活動がつらく、助けが必要だった」や「転職活動を有利・効率的にすすめられると思った」を挙げた。転職エージェントを利用すれば、求人サイトには掲載されない「非公開求人」に応募可能で、書類作成や面接についての相談ができることも背景にあるとビズヒッツは分析する。また、周囲の人の勧めや影響で利用した人もいた。利用していない・利用しなかった人からは、「転職エージェントの存在を知らなかった」「自分のペースで転職活動したかった」などの回答があった。
コロナ禍で世の中が大きく変化し、現在の仕事に不安を感じたり、より安定した雇用状況を求めて転職したいと考えたりする人が増えた。スキル不足や年齢などで転職活動がうまくいかないなど対処するのが難しい理由もあるが、準備不足など個人の努力で変えることができることもあった。
調査は4月3日〜5月3日にインターネット上で実施した。有効回答数は299人(女性164人、男性135人)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング