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» 2021年06月24日 17時40分 公開

ローソンとH2Oリテイリングが包括的業務提携 狙いは?関西の駅ナカコンビニが「ローソンに」(1/2 ページ)

ローソンとH2Oリテイリングが包括的業務提携を締結した。「店舗開発」や「商品・物流」などを含む5分野で手を組んでいく。まずは駅ナカコンビニ「アズナス」をローソンに転換する。その他にはどのような取り組みを考えているのだろうか。

[熊谷紗希,ITmedia]

 ローソンと流通大手のエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)が5月7日に包括的業務提携を締結した。物流の効率化やH2O傘下の阪急阪神百貨店のノウハウを活用した商品開発などを進める狙いだ。

H2O 荒木直也社長(左)とローソン 竹増貞信社長(右)(会見のライブ動画より)

 提携は「店舗開発」「商品・物流」「マーケティング」「データ活用・新サービス開発」「サステイナビリティ」の5分野で進めていく。

 まずは、阪急電鉄の駅近辺で展開するコンビニエンスストア「アズナス」をローソンに転換する。また、百貨店のEC商品をローソン店舗で受け取れる仕組みを構築していく。

5分野での取り組みを進めていく

 アズナスは全国98店舗と事業規模が小さく、業績も厳しい状態が続いている。ローソンの商品調達力を生かして立て直していく狙いだ。また、ローソンは関西の店舗数が同業大手と比較して100〜250店少ない。アズナスを転換し、規模の拡大を図る。

 ローソンの竹増貞信社長は、アズナスの強みについて、「駅近、駅構内に店舗があるという土地の利があります。今後、新型コロナのワクチン接種が進むことで人々の外出機会が増えると考えています。人が集まる駅に出店できることは、顧客と接点を持つうえで非常に重要なポイントです」と語る。

 アズナス再建をローソンに託した理由として、H2Oの荒木直也社長は「コンビニは全国一律のオペレーションが基本です。一方で、ローソンは商品展開などのバリエーションが幅広く、新しいコンビニモデルを追求している点が魅力だと感じました」と話した。

アズナズ外観(出所:アズナズ公式Webサイト)

 現時点で取り組みの内容が固まっているのは、店舗開発とEC商品のコンビニ受け取りのみだ。しかし、催事との連動企画や、両社が保有するカードデータを活用した新事業立案、サービス開発、サステイナブルな街づくりの強化などを積極的に進めていくとしている。

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