キャッシュレス事業を手掛けるクラウドキャストとインフキュリオン(共に東京都千代田区)は、「コロナ禍における経費の立て替えと支払いに関する調査」を実施した。その結果、ビジネスパーソンの約4人に1人が「コロナ禍でも経費精算のために出社が必要」と回答し、コロナ以前の状況からペーパーレス化などの点で、あまり変化が生まれていないことが分かった。
「経費精算のために出社が必要」である理由の1つとして、社員の経費立替のキャッシュレス化やペーパーレス化が進んでいない点が挙げられた。調査でも、パートやアルバイト含むビジネスパーソンの52%が「経費を立て替えたことがある」と回答。その内訳は約半数が「交通費」で、38%が「出張費」だった。
また、立て替え時の支払い方法(複数回答)は「現金」が87%で最多だった。次に多かったのが「クレジットカード」で55%だったものの、経費精算におけるキャッシュレス化が浸透していないことがうかがえる。
さらには64%が「経費精算時に紙の領収書提出」が必要で、レシートの提出、事前申請、書類への押印、精算のための出社がまだ一般的なようだ。現在でもデジタル技術による省力化・効率化・ペーパーレス化はあまり浸透していなかった。「事業用クレジットカード(法人クレジットカード)」という手段もある一方で、実際に「利用したことがある」と回答した人は25%にとどまった。
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