リクルートマネジメントソリューションズ(東京都品川区)は、2021年度の新入社員を対象に意識調査を実施した。仕事・職場生活を送る上での不安を聞いたところ、1位「仕事についていけるか」(65.7%)と4位の「私生活とのバランスがとれるか」(36.7%)が過去最高で、10年前と比較し各7.7、6.7ポイントも増加した。
21年度の新入社員は、コロナ禍によるオンライン授業や、オンラインでの採用面接でテレワークに抵抗感は少ない。一方で、仕事とプライベートのバランスが取りにくいことを経験上予測でき、「私生活とのバランス」への不安が高くなったようだ。昨年増加した「先輩・同僚とうまくやっていけるか」(38.6%)は7.2ポイント減少し、例年並みに落ち着いた。
働きたいと思う職場を聞いたところ、1位の「お互いに助けあう」(68.4%)と、3位の「お互いに個性を尊重する」(44.9%)が過去最高だった。10年前と比較しそれぞれ16.5、16.9ポイントも増加。「活気がある」(29.9%)、「お互いに鍛え合う」(13.6%)、 「皆が一つの目標を共有している」(25.2%)は10年前と比べ、それぞれ14.1、12.4、7.8ポイント減少した。
次に、上司に期待することを尋ねた。1位は「相手の意見や考え方に耳を傾けること」(51.3%)、次いで「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」(47.7%)、「好き嫌いで判断をしないこと」(35.8%)だった。厳しさがあり引っ張っていくような上司より、傾聴し指導してくれる上司を望んでいることがうかがえた。
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