楽天モバイルは6月1日から順次、東京都、千葉県、埼玉県の10カ所の郵便局に「楽天モバイル 郵便局店」をオープンした。8月までの期間限定となる。
楽天モバイル郵便局
場所は東京都内では、深川郵便局、本郷郵便局、新宿郵便局、豊島郵便局、王子郵便局、荒川郵便局、葛飾郵便局、武蔵府中郵便局。埼玉県はさいたま中央郵便局、千葉県は美浜郵便局に設置した。
郵便局内に楽天モバイルの店員が常駐し対面でサービスを行う「簡易店舗型」では、その場で契約ができ製品とSIMカードを即日提供している。また、テレビ電話を使って相談や契約のサポートを行う「リモートブース型」も用意する。
「簡易店舗型」(左)と「リモートブース型」(右)
日本郵便物販ビジネス部の中山圭子氏は、楽天モバイルのページ内で「楽天モバイルのカウンターおよびブースの設置は、郵便局の活性化にもつながると考えている」とコメントしている。
楽天モバイルは3月に日本郵政と資本業務提携を結び、物流、金融、EC、モバイル分野での協業を進めている。すでに郵便局の屋上などに携帯電話の基地局を設置しており、郵便局の配達ネットワークを活用した広告宣伝なども行う計画だ。
日本郵政が楽天に1500億円出資し提携強化 郵便局で楽天モバイル申込みも
日本郵政と楽天は3月12日、資本業務提携を行うと発表した。日本郵政が1500億円を楽天に出資し、出資比率は8.32%となる。2020年12月に発表した物流面での戦略提携に加え、モバイル分野、郵政グループのDX推進でも提携する。さらに、金融、ECの分野でも協業を進める。
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楽天と日本郵便は12月24日、物流領域における戦略提携を行うと発表した。楽天のIT技術と、日本郵便の郵便局および配送網ネットワークを組み合わせて物流DXを進め、新たな物流プラットフォームを作っていく。物流だけでなく、金融およびモバイル分野でも提携の検討を進める。
楽天モバイル390万回線突破 3カ月無料の新キャンペーンで続く消耗戦
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楽天で相次ぐ“ポイント改悪”……それでも顧客は流出しない?
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