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» 2021年07月08日 20時42分 公開

ドコモ、国内初“ドローン向け”通信プラン提供 月額4万9800円目視外でも長距離飛行

ドコモが7月8日からドローン向けの新料金プランを発表した。同社によると、上空を航行するドローンが、モバイルネットワークを利用できるプランは国内初だという。

[堀井塚高,ITmedia]

  NTTドコモは7月8日、無人航空機(ドローン)向けの通信プラン「LTE上空利用プラン」の提供を開始した。月間データ容量の上限は120Gバイトで、料金は月額4万9800円の定額制。ドローンの目視外飛行の社会実装に向けての取り組みで、同社によると、上空を航行するドローンがモバイルネットワークを利用できるプランは国内初だという。

ドコモがドローン向けのLTE通信プランの提供を開始した(画像提供:ゲッティイメージズ)

 これまで上空におけるモバイルネットワークの利用は、地上向けの電波への干渉を避けるため、電波法によって制限されていた。しかし、上空での送信電力を最適化する「送信電力最適化機能」と、上空で利用可能な周波数を限定する「周波数帯域制限(band制限)機能)」により、同社では、地上のモバイルネットワークへの電波干渉の軽減に成功した。

 今回のプランで通信可能なのは、LTE提供エリアのみとなっており、3G・5Gエリアは対象外だ。通信速度は最大950Mbps(下り)だが、120Gバイトを超過すると当月末までの送受信は最大1Mbpsに制限される。1100円で、1Gバイトを追加できるオプションも用意する。

 従来、ドローンの利用は目視できる範囲内での短距離飛行が一般的だったが、LTE上空利用プランを契約し、セルラードローン(LTE通信モジュール内蔵型ドローン)を利用することで、目視外での長距離飛行やリアルタイムのデータ転送が可能となる。広範囲の農薬散布や生育監視、遠隔地への長距離物流、災害発生時における遠隔地のリアルタイム映像伝送など、幅広いシーンでの活用が期待される。

農薬散布などの場面での利用が期待できる(画像提供:ゲッティイメージズ)

 同社は、中北薬品(名古屋市)などと協力し、災害時を想定した医薬品ドローン物流実証実験を実施。LTEを活用して、片道10キロメートルを往復する目視外での飛行に成功した。

 また、プラン契約者がドローンを利用する際に、場所や日時、台数、高度などを事前に予約しておく「LTE上空利用予約」も専用Webサイトで提供する。これは同一空域、同一時間に上空でのLTE通信の利用が集中することを防ぐためだ。予約にはdアカウント、もしくはビジネスdアカウントが必要となる。

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