これまでになかった商品が生まれたわけだが、気になるのは手で切れるスパスパほうが便利となれば、プチプチの存在意義である。プチプチを販売したのは53年前(1968年)のこと。その間、全国にたくさんの愛好家が生まれたので、「終売」の文字が出てくれば、「買い占め騒動が起きるのでは?」と心配してしまうが、それは杞憂(きゆう)のようである。
実はプチプチには、たくさんの種類がある。衝撃を吸収するだけでなく、静電気を防止したり、保冷機能を加えたり、環境に配慮していたり。その数は、100種類ほど。特注品を加えると、1000種類ほどになる。一方のスパスパは、いまのところ4種類だけ。
明日からスパスパが一気に普及することはないが、10年後、20年後はどうなるのか。プチプチだけを楽しむ人は姿を消し、「プチプチスパスパ」という言葉が定着しているのかもしれない。
(画像提供:川上産業)
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