ファミリーマートは7月12日、「手巻おむすび」5種類をリニューアルすると発表した。対象となるのは、紅しゃけ、昆布、シーチキンマヨネーズ、紀州南高梅、辛子明太子の5種類で、7月13日から全国のファミマ約1万6600店舗で発売する。
ファミマは「最初の一口からしっかり塩味を感じたい」というニーズに着目。塩加減や塩の振り方を見直した。これまでは、おむすび全体に均一になるように塩を振っていた。リニューアル後は、三角形の頂点と周辺部分で塩味を感じられるように塩の振り方を変更した。
また、手巻おむすびの開封方法を見直した。おむすびの下側をフィルムに包んだまま食べられる仕様に変更。直接手に触れないので、仕事中や外出中でも安心して食べられる点をアピールする。
ローソンは、3月に直接手を触れずに食べられる「スティックおにぎり」を発売している。背景にあるのは、リモートワークの普及だ。自宅で仕事をしながら食事をするビジネスパーソンが増えたため、手を汚さずに食べられる工夫をした。また、コロナ禍で“非接触”のニーズが高まったことも開発を後押しした。同社は、コロナ禍で手巻おにぎりが苦戦した背景について「手で巻きたくない(衛生面)などの心理的な影響があったからだとも考えられる」(広報担当者)と分析していた。
セブン-イレブンも手を汚さずに食べられる「細巻寿司 和風ツナマヨネーズ」を発売している。
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