コロナ禍をきっかけにオフィスを見直す企業は多い。「従業員の声を取り入れる」ためにアンケートやヒアリングに注力したという事例も珍しくないが、なかでもオフィスリニューアルに全社員の8割以上が関与したという稀有なケースがある。
ポイントサービス「Ponta」を運営するロイヤリティマーケティング(東京都)だ。同社では社員の8割以上が自主的に参加し、オフィスを「ゼロベースで、コンセプトから」作り上げた。
その過程では、オフィスに求める具体的な設備を問うよりも、「どんな気分で仕事をしたいか」といった抽象的なテーマを用意し、議論を深めていったという。同社が一見、迂遠に思える方法を選んだのは、オフィスリニューアルを通じて、ある目的を実現するためだった。
多くの工数を割いたオフィスリニューアルの、その先にある目的とは。人事総務部長の相澤倫也氏と、同部の木村昌則氏に話を聞いた。
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