7月20日には「ハイビスカス」やハーブティーなどで使われる「バタフライピー」を使用した「ちゅらWATTA」を発売。「ちゅら」は沖縄の言葉で「美しいこと」を意味し、20〜40代の女性をターゲットとした。化粧品やファッションの要素としてトレンドになっている「ボタニカル」をイメージし、沖縄県内のバーテンダーと共同開発。パッケージは沖縄県出身のアーティストが手掛けた。
レモンサワーやちゅらWATTAは、いすれも県産品を採用することで沖縄ブランドを生かしつつ、全国でニーズが高まっている要素を取り入れた商品だ。RTD商品開発課の宮城剛氏によると、チューハイは開発の振り幅があり、県外で飲んでも沖縄の味や雰囲気を演出しやすいという。秋以降には全国展開を予定していて、今年度の売り上げ目標はWATTAブランド全体で昨対比の約3倍を目指す。
WATTAの関東進出から2カ月後に実施した調査では、東京都内で約3割の認知度があったという。大掛かりなマーケティングを行っていない中での結果だとしていて、今後は接触機会を増やしながら認知度向上を図るとしている。
“沖縄に来たからオリオンビール”とのイメージから全国で選ばれるブランドへ――。活況をみせるRTD市場で、県民自慢のオリオンビールの商品はどこまで受け入れられるだろうか。
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