雪印メグミルクは8月12日、家庭用商品(バター群、油脂群、クリーム)の一部を10月1日の出荷分から値上げすると発表した。
対象商品はバター群1品(改定率:3.4%)、油脂群10品(改定率:3.8〜12.2%)、クリーム3品(改定率:1.9〜5.9%)。例えば、「ネオソフト」(内容量300グラム)は290円から320円程度に値上げする(希望小売価格、以下同)。また、「ソフト&バター」は290円から300円に、「ホイップ植物性脂肪40%」は190円から200円にそれぞれ値上げする。
マーガリンや植物性脂肪ホイップなどの主原料となる油脂は、原材料の国際価格が大幅に高騰しているという。大豆、菜種、パーム油などの主産地において、天候不順や労働力不足の影響で、減産が懸念されている。また、世界的な需要の拡大も背景にある。そのため同社は「これらのコストアップは企業努力による吸収の範囲を超えるものであることから、価格改定を実施する」としている。
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