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キリン、グループ本社を22年6月にリニューアル ソロワークスペースを縮小して受付を無人化コロナ禍がきっかけ

» 2021年08月23日 15時44分 公開
[ITmedia]

 キリンホールディングスは8月23日、国内グループ会社の本社組織を集約しているキリングループ本社(東京都中野区)のオフィスを2022年6月にリニューアルすると発表した。

目的に合わせて柔軟に環境を選べる「ミーティングエリア」(出所:リリース、以下同)

 同社はコロナ禍をきっかけとして、国内の全グループ従業員約2万人を対象に、「『働きがい』改革 KIRIN Work Style 3.0」を20年7月にスタート。改革の一環として、オフィスの見直しも進めてきた。同社は、オフィスの目的を「イノベーション創発を目的とした共創空間」「仲間との信頼関係を築くためのリアルな接点・つながりを生む場、チームビルディング」「同じ場所で働くことで所属意識=企業ブランドを感じる場、価値観の共有」の3点に再定義した。

リアル接点の場を充実させる

 今回のリニューアルでは、ソロワークスペースや個室会議室を縮小。その一方で、オープンミーティングやコミュニケーションのためのスペースを拡大する。「共創」のための場を約2割増やすとともに、従業員が集まりやすい各フロアの中央に配置する。このフロアでは、書籍、雑誌、ネットなどの最新情報を得られるようにする。

大規模なカフェエリアを設置してカジュアルな交流を促す

 また、大規模なカフェエリアを設置し、リフレッシュできる環境も整備した。休憩しながら部門を超えて従業員同士がカジュアルに交流できるようにする。

 受付機能と社外との簡易打ち合わせ機能を集約するとともに、受付を無人化。社内外のメンバーでの打ち合わせができるワークショップスペースを設置する。広報活動に活用するウェビナールームも設置する。

受付を無人化してウェビナールームも設置する

 その他、座席のフリーアドレス化やペーパーレス推進も行うとしている。

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