東京五輪の開催前のすったもんだの影響でしょうか。「意思決定の場に女性を!」「若い人は男女平等は当たり前!」「昭和おじさんは撤退させるべし!」といった空気が息を吹き返してきました。
といっても、残念なのは社会全体に「女性を!」という空気があるわけではないってこと。
女性活用の数値目標や、クオーター制へのアレルギーはいまだに強く、
「女性だから優遇されるとか、逆差別では?」
「女性だからって能力不足の人をリーダーにするのは、会社にとってマイナスでしょ?」
「優秀な男性がやる気をなくす」
などの意見は、むしろ以前よりも多くなったのでは? と感じることもしばしばあります。
女性軽視発言やセクハラについては多くの人たちが問題にするのに、いったいなぜ、「女性リーダーの数を増やす」ことには否定的なのでしょうか。
「だって若い女性の専業主婦志向、高まってるし」
「だって女性は管理職になりたがらないし」
「まずは女性の意識改革でしょ?」
といった声が聞こえてきますが、「日本」が女性活躍後進国であって、「女性」が問題ではないのです。
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