もっとも販売は、オンライン予約システム「EX予約」「スマートEX」に限定され、操作メニューに「S Work車両」が明示される。利用者は主旨を認識した上で予約するから、販売時に棲(す)み分けが行われるはずだ。「S Work車両」に加算料金はない。「EX予約」「スマートEX」の指定席料金と同じで、どちらも会員割り引き料金だから、きっぷより若干の割引ともいえる。新幹線利用者を自社のオンライン直販に囲い込む役割にも見える。
なお、「S Work車両」のうち最新型車両「N700S」で運行される列車では、追加で特別なサービスがある。無料で貸し出しされるツールとして、膝にPCを乗せたい人向けの「膝上クッション」、作業をのぞき見されたくない人向けの「簡易衝立」、ノートPC用の「ACアダプタ」「小型マウス」、電子機器向けの「USB充電器」。これらは数に限りがあるので早い者勝ちだ。筆者はタッチバッドが苦手でマウスが手放せないけれど、うっかり荷物に入れ忘れるから助かる。
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