もっとも販売は、オンライン予約システム「EX予約」「スマートEX」に限定され、操作メニューに「S Work車両」が明示される。利用者は主旨を認識した上で予約するから、販売時に棲(す)み分けが行われるはずだ。「S Work車両」に加算料金はない。「EX予約」「スマートEX」の指定席料金と同じで、どちらも会員割り引き料金だから、きっぷより若干の割引ともいえる。新幹線利用者を自社のオンライン直販に囲い込む役割にも見える。
JR東海の公式サイト「EX割引」「スマートEX」のページに「S Work席」が追加されている(リンク)。申し込みは会員1名分のみ。「EX割引」は年会費が必要で割引率は高い。「スマートEX」は年会費不要で割り引きは小さめなお、「S Work車両」のうち最新型車両「N700S」で運行される列車では、追加で特別なサービスがある。無料で貸し出しされるツールとして、膝にPCを乗せたい人向けの「膝上クッション」、作業をのぞき見されたくない人向けの「簡易衝立」、ノートPC用の「ACアダプタ」「小型マウス」、電子機器向けの「USB充電器」。これらは数に限りがあるので早い者勝ちだ。筆者はタッチバッドが苦手でマウスが手放せないけれど、うっかり荷物に入れ忘れるから助かる。
“日本一高い”北総鉄道は値下げできるのか 「やはり難しい」これだけの理由
定期代が上がる!? 鉄道の“変動運賃制度”が検討開始、利用者負担は
新型車投入の横須賀線、“通勤電車ではなかった”歴史と「車両交代」の意味
中央快速線E233系にトイレ設置、なんのために?
積み残した2019年の「宿題」 20年の鉄道業界、解決したい“5つの課題”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング