年末年始のセールまで秋冬用の洋服を買うことを我慢したことがあるか聞いた。「とてもある」が13.4%、「たまにある」が27.4%、「どちらかというとある」が21.2%と、合わせて6割以上いることが分かった。意識して節約している、または節約したい項目を聞いた調査でも「洋服代」(34.0%)は、「光熱費」(43.8%)、「食費」(42.4%)、「携帯料金、通信費」(37.8%)に次いでランクインしていた。なるべく安く購入するために、年末のセールまで我慢する人も多いことが分かった。
続いて、今年秋冬用の洋服を新しく買う予定の人に予算を聞いた。最も多かったのは「1万円以上〜2万円未満」(25.8%)、次いで、「5000円以上1万円未満」(22.5%)、「2万円以上3万円未満」(19.0%)だった。昨年秋冬用の洋服にかけた金額についても聞いた結果、今年の予算と同じ「1万円以上〜2万円未満」(22.3%)だった人が最も多かった。金額感は全体的に変わらないが、昨年は何も買っていない人が6.3%いて、今年は昨年に比べ洋服を購入したい人が多いことが分かった。
コロナ禍で外出自粛は続いているが、今回の調査で働く女性の洋服の購買意欲は少し回復していることが分かった。しかし長引くコロナ禍によりアパレル業界は不況が続いている。東京商工リサーチは、新型コロナによるアパレル関連(製造、販売)の2021年における経営破たんは163件と発表している(9月7日時点)。
今回の調査は、全国の20代〜30代の会社員女性を対象にインターネットで実施した。期間は21年8月2〜6日、有効回答数は500人。
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