自販機になぜ「猫草栽培セット」が? 生まれ変わった「無印良品 新宿」の狙い地域密着(2/3 ページ)

» 2021年09月09日 14時57分 公開
[ITmedia]

無印良品 新宿は日用品を拡充

 無印良品 新宿は、化粧品、掃除用品、冷凍食品、日替わり弁当といった「くらしの基本となる日用品」を充実させる。

 コロナ禍の影響で、新宿を訪れる外国人観光客などが激減した。そこで、地域に住んでいる人や、通勤などで日常的に新宿に足を運んでいる人のニーズに対応する。

 食品を充実させるため、冷凍食品や日替わり弁当を豊富にそろえた。食品は、新宿地区最大の品ぞろえとした。また、生活小物のカテゴリーも2倍に増やす。

無印の弁当を陳列

 いつでもほしい時に商品を買えるようにするため、5台の自動販売機「MUJIPOCKET」を路面に設置する。5台のうち3台は、アルミ缶に入ったノンカフェインの「黒豆茶」(90円)や、「ミルクティー」(150円)といった飲料を販売する。

飲料を販売する3台の自販機
3台の自販機ではアルミ缶に入った飲料を売る

 残り2台は交差点に面した目立つ場所に設置されている。販売するのは、女性用のストッキング、ボクサーパンツ、不織布マスク、ハンドタオル、ポケットティッシュ、洗顔料、折り畳み傘などだ。担当者は「困ったときにほしくなるものを、コンビニ感覚でそろえた」という。

残り2台の自販機ではストッキングやショーツを売る
残り2台の自販機ではハンドタオルや洗顔料を売る

 また、小腹の空いた利用者のために、クッキーなどのお菓子も用意している。基本的には、無印良品 新宿における売れ筋の商品と、「こういった商品が売れるのではないか」というお試しの商品が混在している。

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