米国では、決済、送金、銀行(ネオバンク)などの領域においてさまざまなFintech企業が大きく成長し、加えてUber(ウーバー)やApple(アップル)のような他業界のメガテック企業からもFintech領域への事業進出が加速しています。
個々のサービスの説明は省略しますが、以下の企業はその代表的なプレイヤーです。
どれもが、従来は銀行などの伝統的な金融機関によるサービスがメインであった領域に、モバイルとインターネットの力を武器に優れたユーザー体験(使いやすさ、価格、品質)を提供することで市場を席巻しています。
これらのサービスには、一つの重要な共通点があります。それは、すべて伝統的な銀行との連携サービスであるということです。
過去からずっと銀行界が培ってきたネットワーク、インフラ、信用力は、Fintech企業にとってぜひとも活用したいアセットです。具体的には、銀行の持つアカウント管理機能、本人確認(KYC)、送金インフラ、国際ブランド(Visa/Master Card)カード発行などのインフラがその典型です。
上述したプレイヤーたちは、銀行のアセットを利用しつつも、自社サービスとして統一感あるUI/UXを徹底しているため、ユーザーはその裏にいる銀行を強く意識することはありません。
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