23日午後6時20分ごろ、糸満市喜屋武岬の南約55キロ沖合で、中城海上保安部の巡視艇しまぐも(約100トン、乗員9人)が射撃訓練中に海中に漂う軽石をエンジンの冷却装置に吸い込み、航行不能になった。午後9時40分ごろ、付近で同訓練をしていた巡視船いしがき(約1千トン)がしまぐもをロープでつなぎ、えい航を開始。24日午後1時55分ごろ、中城新港に到着した。
軽石は小笠原諸島の海底火山噴火の影響とみられる。乗員にけがはなかった。
中城海保によると、従来は海水を取り込みエンジンを冷却しながら航行するが、軽石が詰まって取り込めなくなりオーバーヒートした可能性が高いという。
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