74.0%の社員が「現場は社員に任せて社長は自分の仕事に専念してほしい」と考えていることが、経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する識学(東京都品川区)の調査から明らかになった。社長が現場に出ることの弊害としては、「社員が萎縮して生産効率が下がる」(48歳男性)、「現場の実態に合わない指示で部下が混乱・疲弊する」(50歳男性)などの意見があった。
そのほか、「社長対応のため時間を割かなくてはいけない」(39歳女性)、「距離が近くなりすぎて社長の威厳がなくなる」(25歳女性)などのコメントが寄せられた。社長と現場の認識のズレや現場の手を止めてしまうといった問題が見受けられる。
社長が現場社員に対し、直接指示を出したりアドバイスしたりすることがある職場は7割以上あることが分かった。また、社長が現場に出ることについて、会社や社員の成長にとって良いことだと思っている人は72.7%に上った。
しかし、管理職に絞って調査したところ、部下に対する影響を懸念している意見も見られた。
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