インターグロース(東京都荒川区)の運営するWebメディア「節約スタイル」は、一般男女1000人を対象に現金派と電子決済派の割合について調査を実施した。その結果、現金派39%、電子決済派61%という結果になった。
現金派か電子決済派か?(出所:リリース)
現金派では多くの人が電子決済の便利さを認めている一方で、お金の管理に難を感じているようだ。電子決済は「お金を使った感覚を得にくい」と感じ、現金の方がお金を管理しやすいという意見がある。他にも、電子決済の乱立により使用できる店舗とそうでない店舗の確認が面倒などの意見も挙がった。
今後も現金払いを継続していくか?(出所:リリース)
現金派を対象に、今後も現金払いを継続していくか質問すると、48%が「現金払いを継続する」と回答した。電子決済に切り替えたいと考えている人はわずか10%、未定が42%とほぼ半数が今後も現金払いを続けていく意思を持っていることが分かった。
収入と決済方法の相関関係(出所:リリース)
最後に収入と決済方法の相関関係をみると、収入が多いほど電子決済を選択する傾向が見られる。
調査は、10代〜70代の男女1000人を対象にインターネット上で実施した。調査期間は10月13〜15日。
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