同社によると、マイナビ新卒紹介ではキャリアドバイザーの組織が2つ存在。それぞれの組織で担当する学生の大学群が決まっているという。大学群ごとに担当組織を分けている理由は「同じ学生に面談が重複するのを防ぐため」(同社)としている。
日本には、例えば国立大学の「旧帝一工神」(旧7帝大と一橋大学、東京工業大学、神戸大学)、私立大学の「早慶上理」(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大学)、「GMARCH」(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)など入試難易度別にさまざまな大学群が存在する。
同社はそうした各大学群に通う学生とキャリアドバイザーが面談することで「学生の希望に合った企業を紹介し、マッチングを図っている」と説明。ただ、面談では学生の意向を聞いているため「面談で選考が有利になったり、不利になったりすることもない」とも明かした。
大学生の就職活動では「学生の所属大学によってメールの送信内容や、セミナーの参加可否が変わるのではないか」との指摘も出ている。これに対し、同社は「当社では学生の選考に有利になるようなメールは送っていない。セミナーなどのイベントに関しても、学歴によって一部の学生が有利になるようなことは行っていない」と強調した。
「この度は不要な誤解を与える様なメールをお送りして大変申し訳ございません。本件を重く受け止め、再発防止を徹底し、学生・企業双方が納得できるマッチングに努めてまいります」(同社)
この問題は「マイナビから来たメールに『大東亜以下』という“学歴フィルター”がかかっていた」と投稿した就職活動中とみられる大学生のツイートをきっかけに、物議を醸し、記事執筆時点(12月7日午後9時ごろ)で約1万8000リツイートと約3万のいいねを記録。取材の結果、投稿された画像は「東急ストア」のインターンシップの募集メールで、同社は「マイナビ側に学歴フィルターなど学生をフィルタリングするような依頼をした事実はない」と回答していた。
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