同プロジェクトでは日本橋野村ビル旧館の風格ある外観を保存活用し、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなるにぎわい形成を図る。
日本橋野村ビル旧館は「自由様式」を標榜した建築家・安井武雄により、1930年に竣工。三層構成を踏襲しながら柱型をなくして東洋風の意匠をまとわせた折衷様式のデザインで、貴重な近代建築物として中央区の指定有形文化財に指定されている。
B街区は、中央区の指定有形文化財であるA街区との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしい街並みを形成する。C街区と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いのにぎわいにつながる商業空間の創出、水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応する約50戸の住戸を予定している。
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