三井住友カード、落とした場所を探せる「Tile」搭載のクレカ発行 世界初

» 2021年12月17日 10時35分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 三井住友カードはSB C&Sと業務提携し、探し物トラッカー「Tile」を搭載したクレジットカード、「三井住友カード Tile」を共同開発した。12月16日から1500枚限定で予約を受け付ける。

落とした場所を探せるクレジットカード「三井住友カード Tile」

 Tileは落とし物に付けておくことで、スマホから探せる技術。通常タグの形で提供しており、音を鳴らしたり位置情報を表示したりして、落とした場所を探せる。

 三井住友カード Tileでは、クレジットカード内部にTile機能を搭載した。物理スイッチとスピーカーも搭載しており、カードを紛失した場合でも、スマホからの操作でカードから音を鳴らせるだけでなく、カードのスイッチを押すとスマホを鳴らすことができる。スマホとはBluetoothで接続しており、接続が切れた場所をアプリの地図で確認できる。カードを財布に入れておけば、財布を落とした場合でも見つけることができる。

 Tile機能の実現のために、カード内部にはバッテリーも内蔵している。専用充電機で充電し、フル充電すると最長半年間利用できる。充電が切れた場合も、クレジットカード機能は利用できる。

専用充電器で繰り返し充電できる。約3時間で満充電となる

 カードはVisaブランド。発行手数料は5500円、年会費は1375円となっている。なお初年度は無料。カード番号は裏面に記載している。注意点として、ATMや券売機など、カードを出し入れする端末では利用できない。またキャッシング機能もない。

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