インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代田区)は、2回目となる「ふるさと納税」に関する調査を実施した。寄附をした自治体を選んだ理由を聞いたところ「寄附の特典が魅力的」が72.0%で最多だった。
ふるさと納税をしたことがあると答えた人は27.7%と、2019年に行った前回の調査より6.3ポイント増加した。特に、「ほとんど毎年行っている」と答えた人が、前回より5.3ポイント増加していることが分かった。また、1年間に4万〜5万円以上寄附している人は5割弱で、30〜50代の男性が目立った。年間1万円台の寄附は17.5%だった。
ふるさと納税で寄附した理由について、「寄附の特典が魅力的」と答えた人は70.6%だった。次いで「寄附をした金額は税金から控除・還付される」が49.1%、「少量の負担で、豪華な特典がもらえる、お得感」「寄附を通じて、自治体を支援したい」が各30%台と続いた。
理由は年代によりばらつきがあり、「寄附を通じて、自治体を支援したい」は60、70代に多く、「寄附の特典が魅力的」は40、50代、「少量の負担で、豪華な特典がもらえる、お得感」を挙げたのは、10、20代が多かった。
寄附をした自治体を選んだ理由として、「寄附の特典が魅力的」が72.0%とトップ。2位以下は「寄附の特典が地元のものである」(21.7%)、「その自治体を応援したい」(20.4)だった。寄附の頻度が年6〜10回・11回以上と高い層では、「寄附の特典が魅力的」、「還元率がよい」という意見が目立った。
一方、金額が年1万円未満と少ない層では、「自分や家族・親類の出身地など、ゆかりのあるところ」(20.1%)という声が多かった。
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