oricon ME(東京都港区)が、2年以内にスポーツジム・フィットネスクラブに通ったことのある2070人を対象に、利用実態調査を実施した。その結果、時短営業中に自宅で運動を始めた人は20.1%で、67.9%は「特に行動の変化はない」と回答した。
「スポーツジム・フィットネスクラブの時短営業や利用制限が続いていた中での行動変化」について尋ねたところ、20.1%が「自宅で運動を始めた」、7.7%が「自宅でオンラインを利用して運動を始めた」と回答した。一方、67.9%が「特に変化はない」と答えた。
同社は、「新型コロナウイルスの影響で、時短営業中は夜の時間帯が使用できず、自宅等で運動を始めた人を除き、多くの利用者の運動量が低下したであろうことがうかがえる」と指摘する。
利用者からは、「コロナ禍になって終了時間が早くなり利用時間が限られてしまった」(40代・男性)、「コロナ禍で時短営業になり利用する夜の時間帯のレッスンがカットされた」(50代・女性)という声があった。
「利用施設館内の新型コロナウイルス感染予防対策」については、「ほぼ十分」(18.1%)、「十分」(59.4%)を合わせた、77.5%が「十分な対策だと思う」と答えた。利用者からも、「コロナ禍での感染対策がきちんとしている」(コナミスポーツクラブを利用/50代・女性)、「定期的に清掃、除菌をしていた。感染予防に対して、可能な限りの対策をしている」(セントラルスポーツを利用/30代・男性)という声があった。
次に、「館内の新型コロナ感染予防対策のうち、安心だと感じた対応や場所」を聞いた。その結果、「手指消毒」(83.0%)、「検温」(77.7%)、「マスク着用有無の確認」(70.5%)、「換気」(61.2%)、「利用者の器具利用後の清掃・消毒」(54.8%)といった、コロナ禍での基本的なマナー・エチケットと言える対策への安心感が強かった。
安心だと感じた場所では、「マシンエリア」(52.9%)、「フロントエリア」(51.0%)、「ランニングマシンエリア」(49.6%)が上位に。利用者からは「コロナ禍においても密にならない工夫や声掛けがあった点が良かった」(ティップネスを利用/50代・女性)という声もあった。
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