Webメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所」を運営するLASSIC(東京都港区)は、テレワーク、リモートワークの経験がある20〜65歳のビジネスパーソンを対象に、「テレワークで役に立ったクラウドサービス」に関する調査を実施した。役に立ったSaaS(クラウドサービス)を尋ねたところ、1位は「Zoom」や「Skype」といった「Web会議/ビデオ会議」(36.6%)だった。
次いで「Chatwork」「slack」などの「ビジネスチャット」(8.0%)、スケジュール管理やワークフロー、社内ポータルで組織の情報共有を円滑にする「グループウェア」(4.2%)と続いた。
1位の「Web会議/ビデオ会議ツール」は、離れた環境でもオンライン上で同僚や顧客と顔を合わせて会議ができ、業務や商談を円滑に進めるうえで必要だという声があがった。メールやチャットなど文章のやり取りで生じやすい認識のズレも、直接会話をすることでコミュニケーションロス防止になるようだ。テレワークでも「顔を合わせる」ことを重要視する傾向がうかがえた。
2位の「ビジネスチャット」は、1対1の会話だけでなく、グループを作成することで関係者間で簡単に情報連携ができることや、メールよりも気軽にコミュニケーションがはかりやすくなるといったメリットがあげられる。また、基本的なセキュリティ機能が実装されていて、メッセージを送りあえるだけでなくファイル共有も可能なため、効率的に仕事を進めるために取り入れている人が多いようだ。
3位の「グループウェア」は、スケジュール管理や社内情報共有、コミュニケーション機能などを備えており、業務効率向上が期待できるツール。チャット、ビデオ会議、ファイル共有などが一体化していることから、「Teams」が含まれる「Microsoft 365」が代表的なサービスとして知られている。他にもさまざまなサービスが登場しており、それぞれの特徴や操作性、カスタマイズ性などを比較し、組織規模や導入目的に合わせて最適なツールが選択できるようになっている。
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