服や靴の購入先、「ネット・通販サイト」が約6割 オンライン試着サービスなどの普及が要因か処分方法は?

» 2022年01月20日 12時20分 公開

 買い取り専門店「ウリエル」を運営するクオーレ(愛知県大府市)は、「普段使いの衣類や靴、バッグの購入先と処分方法」について調査を実施した。服、靴、バッグは普段どこで購入するか聞いたところ、最も多かったのは「店舗」(251人)だった。

「普段使いの衣類や靴、バッグの購入先と処分方法」について調査を実施した(画像はイメージ)
服・靴・バッグは普段どこで購入しますか?(出所:リリース、以下同)

 次いで「ネット・通販サイト」(177人)、「フリマアプリ」(24人)となり、ネットでの購入が6割を超えていることが分かった。

 クオーレは、ネットでの購入が多くなっている背景について「店舗に行かなくても自身の体型に合わせた衣類が選べる『ZOZOTOWN』のZOZOスーツや、『ユニクロ』や『ZARA』が導入するオンライン試着サービスの普及が考えられる」とコメントした。また、無料で返品できる通販サイトも増え、その手軽さからネットで衣類を購入するハードルがさらに下がっていることも要因だと指摘する。

使わなくなった服や靴はどうする?

 使わなくなった服、靴、バッグを売ったり捨てたりする人の割合はどの程度なのか。最も多かった回答は、「捨てる」で49%、次いで「売る」が44%、「人に譲る」が7%だった。

使わなくなった服・靴・バッグはどうしますか?

 「捨てる」と答えた人からは、「使わないものをいつまでも家に置いていても場所を取るので、さっさと処分してきれいにした方が気持ちいいから」(30代女性)、「売るほどまでの価値がなく、くたくたなものや使えないものこそ捨てる。(フリマアプリで)写真を上げたり、やりとりしたりする方が面倒に感じる」(40代女性)という声が聞かれた。

 「売る」と答えた人からは、「気に入って大事に着ていた洋服を捨てるのはもったいないから、欲しいと思ってくれる人に着てもらいたい。そしてお小遣いにもなる」(20代女性)、「リサイクルのために売るようにしている。自分自身は不要でも、もしかしたら必要な人がいるかもしれない。売って新しい服などを購入する資金にしている」(30代女性)などの声が聞かれた。

 「捨てる」と答えた人は、「手間なく処分できるから」という意見が多かった。一方、「売る」と回答した人は、「お小遣い稼ぎ」「売れたお金で新しいものを買う」「環境のためにリサイクルしたい」という意見が多かった。「人に譲る」と答えた人からは、「捨てるのはもったいないけど、売るのは面倒」「大切にしていたものは知っている人に使って欲しい」という声が聞かれた。

 今回の調査はインターネットで行った。期間は1月6〜12日、有効回答数は300人。

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