ビーブリッジ(東京都千代田区)とエプソン販売(東京都新宿区)は1月18日、エプソンのプロジェクター技術をもってBeBridgeのVR技術を投影させた「等身大VRソリューション」を共同開発したと発表した。同開発により、ゴーグル利用が不要となり、幼児から高齢者まで、これまでの利用者層以外にもVR体験の提供が可能となる。
従来、没入感を得るためには必須とされていたゴーグルの利用が、「等身大VR」ではスクリーンに投影することで不要となった。ビーブリッジの精密なVRの表現を、エプソンのプロジェクション技術により湾曲したスクリーンに照射。スクリーン中心に立つ利用者の視野をカバーし、VR映像の視覚情報を違和感なく伝えることで、自然な没入感を得ることを可能とした。
多くのVRゴーグルは、安全と健康上の問題により12歳以下の子どもの利用が推奨されておらず、機材の利用に不慣れな高齢者にもハードルが高く手に取ってもらえない傾向があった。「ゴーグルを着用しない」という特性により、「等身大VR」は幅広い層へのアプローチが可能となる。
また、投影されている機器はすべてダンボールで作成され、搬入搬出の手軽さはもとより、再生可能な素材を利用することによりSDGsに貢献している。
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