炭酸対応という画期的な商品を開発したタイガーだが、同社は炭酸ボトルについて「国内メーカー唯一」という“奇妙”な表現をしている。同社に理由を尋ねると「国内初ではないため」と説明する。
取材を進めると、競合のサーモス(東京都港区)が2000年に「真空断熱イージーキャップボトル」という同様の商品を発売していたことが分かった。ただ、04年に生産を終了したという。
同社は販売終了の理由を「単純に売れなかったため」と明らかにした上で「当時は今ほど炭酸飲料の市場が成熟していなかった。マイボトルを持ち歩くという文化も定着していなかった」と敗因を分析する。当時としては画期的な商品だったものの、時代を先取りしすぎたのだ。
同社もタイガーの炭酸ボトルの動向は「注視している」という。同製品の再投入についての明言は避けたが、炭酸対応のボトルが魔法瓶市場の新トレンドになり得るか。今後、各社の動向に注目だ。
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