2月3日の節分の日を前に、農林水産省は1月26日、恵方巻の予約販売を促進するよう食品小売事業者に対し、呼び掛けた。食品ロス削減に向けた施策の一環。同省はこのタイミングでの呼び掛けの狙いを「今週末にかけて、消費者向けの恵方巻の予約期限がピークを迎えるため」としている。
同省は「数年前までは、節分の日には、恵方巻が大量に販売され、食品ロスの問題が顕在化する例が見受けられていた」と指摘。「近年は食品ロスを防ぐため、多くの食品スーパー、コンビニでは予約販売に取り組んでいる」とし、事業者に協力を求めた。
同省は予約販売が店舗内での「密」を防止し、新型コロナウイルスの感染対策にもつなげるとして、消費者に対しても「ぜひ予約をして、食品ロス削減に協力しつつ、恵方巻きを楽しんでほしい」と呼び掛けている。
呼び掛けに当たり、同省は恵方巻の予約販売促進に賛同する事業者を公募。1月26日時点で、イオンリテールやセブン-イレブン・ジャパン、阪急阪神百貨店、山崎製パンなど63事業者が賛同し、予約販売する方針を示している。
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