楽天カードは1月27日、カード発行枚数が2021年12月に2500万枚を超えたと発表した。日本クレジット協会によると、国内で発行されているクレジットカードは2億9531万枚。楽天カードは全体の1割近い枚数だ。
21年11月に、表面ナンバーレスの新デザインとなった楽天カード
楽天カードは、中期計画として「発行枚数3000万枚」「ショッピング取扱高30兆円」「取扱高シェア30%」を目指す、「トリプル3」を発表している。
発行枚数が2000万を超えたのは、20年6月。1年半で500万枚を積み増したが、原動力の1つは2枚目のカードだ。これまで1人1枚のカード発行だったものを、21年6月に2枚目の発行を促進し、発行枚数は7カ月で100万枚に達した。
ショッピング取扱高は21年の年間で14兆円を超え、前年同期比25%を上回る成長となった。
楽天カードの中期計画「トリプル3」(楽天決算発表資料より)
楽天カード、1人で2枚目の発行が可能に 用途別使い分けなど想定
楽天カードは6月1日、すでに楽天カードを持っている人が2枚目のカードを発行できるようにした。顧客からの「用途に合わせて使い分けたい」「好みのデザインカードを追加で持ちたい」といった要望に応えた。
楽天カード、デザインリニューアル 表面番号レスに
楽天カードは11月25日、デザインをリニューアルした新カードの申し込み受付、発行を開始した。カード番号を表面から裏面に移行。凹凸のないエンボスレスとなり、表面にはマット加工を施した。VisaおよびMastercardについては、タッチ決済にも対応する。
楽天がポイント付与を改悪、税抜金額に 付与ポイントは1割減少
楽天グループは2022年4月1日から、楽天市場などにおける楽天ポイントの付与対象を変更する。これまで消費税込みの金額に対してポイントを付与していたが、税抜きに切り替える。
楽天で相次ぐ“ポイント改悪”……それでも顧客は流出しない?
楽天ゴールドカードのポイント還元率が減少するまで、あと3週間を切った。楽天がポイントにメスを入れる背景には、国際会計基準(IFRS)ではポイント還元のカットは売上高を直接押し上げる効果があるからだ。一方で、このようなポイント還元のカットが今後幾分か重なったとしても、急激な顧客離れは起きにくいと考えている。なぜなら、顧客のスイッチングコストが大きいからだ。
楽天ゴールドカード、SPU倍率を4倍から2倍に変更 年会費返金も
楽天カードは、楽天ゴールドカードの特典ポイントを+4倍から+2倍に引き下げると発表した。楽天市場で適用になるスーパーポイントアッププログラム(SPU)について、4月1日以降から改訂となる。
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