Z世代の7割「人と競争するのが苦手」 「周囲から浮かないようにしたい」の声も：「世の中の役に立ちたい」は6割超（1/2 ページ）

[カワブチカズキ，ITmedia]

　BIGLOBEが、18〜25歳のZ世代を対象に「価値観・行動」に関する調査を実施した。それによると、Z世代は「多様性」や「社会貢献」に高い関心を見せる一方で「政治」への関心が低いことが分かった。

「人と競争するのが苦手」が71.0％

　Z世代の男女600人に「自身の行動や考え」について複数の質問をしたところ、「多様性は大切だと思う」について「あてはまる」「ややあてはまる」があわせて80.7％という結果になった。一方で、「周囲から浮かないようにしたい」（68.8％）、「人と競争するのが苦手」（71.0％）と、自分が突出することに抵抗感があることもうかがえた。

　また、「世の中の役に立ちたい」（64.7％）という意見も多く、社会貢献への意識の高さも見られた。

「自身の行動や考え」に関する回答結果 （BIGLOBE調べ）

　「仕事観」は、「社会に貢献できる仕事がしたい」との項目で「あてはまる」「ややあてはまる」があわせて60.5％となった。「仕事上の競争や優劣に興味がない」（65.0％）、「バリバリ働いて稼ぐよりマイペースに」（72.7％）と、自身の行動や考えの項目で示された「人と競争するのが苦手」という傾向が仕事観にもあらわれる結果となった。

　また、「副業もしたい、副業に関心がある」は64.5％だった。競争は避けたいものの、多様な働き方や自身の収入とスキルアップには高い関心を持っていることがうかがえる。

「仕事観」に関する回答結果（BIGLOBE調べ）