「twiink」には2色線が引けるという目新しさがあることからSNSなどで話題になり、ある程度売れるという自信があったという。発売後の反応は予想以上で、プレスリリースを見て「欲しい」とTwitterでつぶやいた漫画家もいたほどだった。
「一般ユーザー以外から注目されるとは思ってもいませんでした」と大杉氏。予想外のことは使い方にも見られた。SNSをチェックすると、塗り絵で服にチェック柄を描くのに使われたり、アーティストが画材として活用し作品をつくるのに用いたりするケースも見られた。
ユーザーによるクチコミ拡散だけではなく、同社自身もTwitterやYouTubeを使って情報を発信していった。店頭では専用什器に商品を置いてもらうことも。専用什器は使ってみたいと思わせることを意識させるべく、特徴的なペン先を強調し、実際に使って描いたイラスト例などを紹介することにした。
ユーザーはターゲットとしていた女子中高生はもちろん、より上の世代の女性にも比較的買われている。また、購入データから、バラで買うというよりも全部まとめて買う人が多く見られた。
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