20代の約半数、「節約のため」ランチを食べないことがある：ビジネスパーソン600人に調査

[熊谷ショウコ，ITmedia]

　20代ビジネスパーソンの約半数が、食費の節約を理由にランチを食べなかったことがある――エデンレッドジャパン（東京都千代田区）が行った「ビジネスパーソンのランチ実態調査」で、このような結果が判明した。

ビジネスパーソンの最新ランチ事情（出所：ゲッティイメージ）

　金額を理由にランチを我慢したことがあるかを聞いたところ、「よくある」「たまにある」を合わせて約6割が「ある」と回答。「高いランチセットにしたいけど、節約のため1番安いセットにしている」（埼玉県、26歳女性）、「定食にしたいがコンビニで済ませた」（東京都、27歳女性）のほか、「500円以上のお弁当」を我慢した人も。

食べたいけど我慢したメニュー（出典：プレスリリース）

　勤務日で最も悲惨だったランチは、「水とお菓子」（東京都、31歳女性）、「明太子だけ」（東京都、44歳男性）、「コンビニのパン」（東京都、39歳女性）など、栄養バランスが悪い食事をとっている人も。中には「食べなかった」との回答もあり、同社では「食費を節約するあまり健康に悪影響を与えている人がいる」としている。

最も悲惨だったランチ（出典：プレスリリース）

20代の約半分が「食費節約のため」ランチを欠食

　勤務日にランチを食べなかったことがある人は、29.5％。そのうち、56.5％は「週に1回以下」、28.2％は「週に2〜3回」で、残りの15.3％については、週の半分以上ランチを食べていないことが分かった。

ランチの欠食有無と頻度（出典：プレスリリース）

　「ランチを欠食した理由」を20代と全年代で比較したところ、20代で最も多いのが「食べる時間がないため」（54.3％）、次いで「食費代の節約のため」（16.4％）だった。同社では「若い世代は働き始めで給料が低く、お金に余裕がないことから食費を節約する人が多い」と考察している。

ランチを欠食する理由（出典：プレスリリース）

　健康的なランチを取れているかについては、「全く取れていない」「あまり取れていない」を合わせて半数以上が「取れていない」と回答。「健康的なランチを取れていない人が多く、生産性に影響を与えている可能性も考えられる」（同社）

ランチで健康的な食事を取れていると思うか（出典：プレスリリース）

　2021年12月21〜22日、インターネット上で実施。全国20〜50代のビジネスパーソン600人が回答した。