高級時計の世界シェア率、不動の1位「ロレックス」に変調? 日本ブランド「SEIKO」の順位は

» 2022年02月28日 15時15分 公開
[季原ゆうITmedia]

 高級時計を扱うChrono24(ドイツ・カールスルーエ)は、運営するChrono24サイトでの、2021年の年間総合ランキングと国別人気ランキングについて発表した。シェア率1位は、Rolex(ロレックス)が獲得した。しかし、20年には37.3%だったシェア率は最終的に30%を下回る形となった。

世界の総合時計ブランドランキング(出所:リリース)

 2位には、OMEGA(オメガ)がランクインし、シェア率は20年と比較し微減の結果となった。また、日本ブランドのSEIKOは21年上半期時点で4.3%、最終的に4.9%にまでシェアを広げ3位にランクインした。

国別時計ブランドランキング(出所:リリース)

 国別時計ブランドランキングをみると、いずれの国でもRolexの人気が圧倒的であり、2位と比べても倍以上のシェア率だった。また、米国、ドイツ、フランス、イギリスのランキング結果は20年と同様となり、OMEGAの人気が高く、すべての国で2位にランクインした。

ダイアル色の人気傾向(出所:リリース)

 21年度のダイヤル色の人気傾向を見てみると、1位が41.0%で黒、2位が15.5%で青、3位は12.6%でシルバーとなり、20年度の順位と同じであることが分かった。

世界の総合時計モデルランキング(出所:リリース)

 世界の時計モデルランキングでは、昨年度に続き1位にRolexのDatejust、2位にRolexのSubmarinerがランクインした。また21年度ではDaytona(デイトナ)がシェアを上げ5位にランクインした。

(画像左から)Datejust、Submariner、Speedmaster(出所:リリース)

 ランキングは、Chrono24サイトでのユーザー取り引きデータより、リクエスト数(Chrono24において商品購入をリクエストした数)に基づいて作成した。

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