阪神電気鉄道と阪急電鉄は、大阪市の大型複合ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」が2月25日に全体竣工を迎えたと発表した。3月24日には高層部分にオフィスゾーンを開業し全面開業となる。
両社では、大阪のメインストリートの一つである御堂筋の北側を起点に、大阪神ビルディングと新阪急ビルの間の道路上空を活用した「梅田1丁目1番地計画」を進めてきた。両ビルの建て替えと周辺公共施設の整備を一体的に進め、都市機能の高度化や防災機能の強化、良好な景観の形成などを目的としている。
「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」は、約1万2200平方メートルの敷地に、約26万平方メートルの延床面積、地下3階・地上38階からなる大型の複合ビル。百貨店ゾーンとオフィスゾーンのほか、ビジネス活動の活性化につながるカンファレンスゾーンで構成している。同ビル周辺の、地下・地上・デッキレベルでの3層歩行者ネットワークも強化し、街の回遊性を高めるようにした。
百貨店ゾーンとなる阪神梅田本店は、21年10月8日に先行オープン。「毎日が幸せになる百貨店」をコンセプトにライフスタイルの提案や、トレンドの集積に注力した売り場作りを行っている。地下2階から地上9階までの売り場のうち、4フロアを食品・飲食関連とし、現在工事を進めている地下食品売り場の一部も4月6日にオープンする。
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