SaaS企業のラクスは3月8日、一般社員の平均で8.6%の報酬増を5月支給分から行うと発表した。定期昇給分3.6%に加え、平均5%のベースアップを行う。社員の待遇改善が狙い。
2020年5月は定期昇給を含み平均4.5%、21年5月は同6.8%の報酬増を行ってきた。
人員増と報酬増で人件費も急拡大している(同社決算資料より)
併せて、営業職やエンジニア職について、従来の約1.5倍となる500人の中途採用を行う。同社の社員数は約1000人。22年3月期は350人の中途採用を行った。
同社は「楽楽精算」「楽楽明細」などのバックオフィスプロダクトが好調で、年率30%の成長を続けている。
積極的な投資を行い、売上高を平均25−30%増加させる計画だ(同社決算資料より)
3年で2.4倍の売上高 ラクスのSaaS最強決算
国内SaaS領域で最高益を叩き出した企業がある。経費精算システム「楽楽精算」や電子請求書発行システム「楽楽明細」などのSaaSプロダクトを提供するラクスだ。5月13日に公表した2021年3月期決算発表では、売上高153億円(前年同期比32.6%増)、営業利益38億円(前年同期比232%増)と他社を圧倒する利益水準となった。
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