小田急不動産、投資用物件の開発を加速 東京・品川に賃貸レジデンス第1号PROFICA品川南大井

» 2022年03月10日 08時50分 公開
[サトウナナミITmedia]

 小田急不動産の投資家向け一棟賃貸レジデンス「PROFICA」シリーズ第1号、「PROFICA品川南大井」が2月28日に竣工した。アクセスや生活利便性を重視した資産性の高い賃貸レジデンスとして訴求する。

小田急不動産 PROFICA品川南大井(以下、リリースより)

 同社は、事業エリアと顧客ターゲットの拡大を目指し全国の主要都市を対象に、賃貸レジデンスやオフィスビル、物流施設などの投資用不動産の開発事業に積極的に取り組んでいる。

 投資用不動産の賃貸レジデンスは、物件オーナーとなる投資家と入居する居住者の2者をターゲットに開発。名称の「PROFICA」は、「PROFIT(収益)」と、スウェーデン語で休憩、コーヒーブレイクを意味する「FICA」を掛け合わせた造語。

 投資家は有益な資産(PROFIT)を所有する安心感(FICA)を得られ、居住者は生活利便性の高い物件に居住価値(PROFIT)を感じ、一息つける空間(FICA)として過ごすことができる、という双方にとっての価値を表現する名称とした。

小田急不動産小田急不動産 エントランス

 同物件は、京浜急行本線の大森海岸駅徒歩6分、JR京浜東北線大森駅徒歩10分と、徒歩圏内で2駅が利用でき、都心へのアクセスに優れた利便性の高い場所に位置する。

 また、同エリアは江戸時代に東海道の入り口としてにぎわった宿場町であることから、外観は現代の都市をイメージさせるスクエアなフォルムに、縦格子や木調素材など、江戸の趣を盛り込んだデザイン要素を配し、新しさの中に情緒を感じられる計画とした。

 専有部には、浴室乾燥換気扇や無料インターネットなど、日々の生活利便性を高める設備を備えた。

小田急不動産 PROFICA、専有部(1LDK)

 敷地面積は約229平方メートルで、延床面積は約1431平方メートル。鉄筋コンクリート造の地上15階建てで、総戸数は49戸。間取りは1K(43戸)と1LDK(6戸)を用意した。

 同社は今後、「PROFICA」シリーズを年間2〜3棟を目標に開発し、アクセスや生活利便性を重視した資産性の高い賃貸レジデンスとして展開するとしている。

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