「子どもに習い事させている」過去最高55.9% 不動の人気1位は?母親2080人に調査

» 2022年03月17日 17時32分 公開
[ITmedia]

 アクサダイレクト生命は、0〜9歳児の母親を対象に実施した「子どものおけいこ事に関する調査」の結果を発表した。習い事をさせている割合は、2013年の調査開始以来、最も高い55.9%を記録。コロナ禍による休校の影響で、学力低下や運動不足を習い事で補いたいという意識が働いているとみられる。

8回目となる「子どものおけいこ事に関する調査」からはコロナ禍の影響が浮かび上がった(提供:ゲッティイメージズ)

 調査は0〜9歳までの子どもを持つ25〜44歳の母親2080人を対象に、2月25〜27日にインターネットで実施した。調査は今回で8回目。

 今回の調査では子どもに習い事をさせている母親の割合は55.9%で過去最高となった。習い事をさせている割合は、これまで消費増税を巡る発表に応じて増減する傾向がみられていたが、今回の割合増加は、19年10月の10%への消費増税から時間が経ち、その影響が薄れてきたと考えられるという。

子どもにおけいこ事をさせている母親の割合(提供:リリース、以下同)

 また、習い事の数を「増やした」理由は、「新型コロナの影響で休園休校が増えたため、学力低下や運動不足を補いたい」が29.3%で最多。一方、習い事の数を「減らした」理由の最多も、「新型コロナの感染リスク回避で退会した」(40.2)となり、増減どちらも新型コロナの影響がうかがえる形となった。

おけいこ事数を増やした/減らした理由

 今回の調査では、オンラインレッスンのすそ野が徐々に拡大している傾向も確認された。オンラインレッスンを導入したことが「ある」との回答は、前回調査(20年11月)から1.2ポイント増加し7.9%となった。特に、小学校低学年は13.0%と全体平均を上回り、前回調査の7.5%からも2倍弱の増加となった。

 オンラインレッスンを導入したことがある習い事は多い順に、「英語・英会話」(38.8%)、「ピアノ」(11.5%)、「通信講座」(7.3 %)となり、学習・芸術系の分野で導入しやすいことが分かる。一方、運動系では「水泳」(6.7%)が最も多くなった。少数だが、バレーや武道にもオンラインレッスンを取り入れているとの回答も見られた。

オンラインレッスンを導入/切り替えたことがあるおけいこ事

 また人気の習い事については、「現在習わせている」、「今後習わせてみたい」ともに、水泳が1位となった。水泳は13年の第1回調査から毎回トップにランクインしている。

現在子どもにさせている/今後子どもにさせてみたいと思うおけいこ事

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