出産・育児の意識調査 「今後ほしい子どもの人数」夫婦間で格差ありコロナ禍の子育て(1/2 ページ)

» 2022年03月20日 08時00分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

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 妊娠・出産・育児関連ブランド「たまひよ」を展開するベネッセコーポレーションは、出産・育児に関する意識調査を実施した。今後ほしい子どもの人数を聞くと、母親は「あと1人以上」が75.0%に対し、父親は43.6%という結果になった。

子ども コロナ禍の出産・育児に関する意識調査(提供:ゲッティイメージ)

 コロナ禍での出産・育児について聞いた。「産み、育てにくい」と回答した母親は66.8%、父親は48.7%だった。母親のほうが出産・育児に負担を感じている。

子ども 日本社会は出産・育児をしやすい環境か(出所:リリース、以下同)

 「産み、育てにくい」と感じる理由を聞くと、母親・父親ともに「経済的・金銭的な負担」が最も多かった。母親の場合は、次いで「職場の理解や支援が不足している」(70.5%)。さらに「保育園など預け先の整備が不十分」(67.2%)と続いた。父親の2位は「社会の理解や支援が不足している」(55.2%)、3位は「保育園など預け先の整備が不十分」(48.1%)だった。

子ども 出産・育児がしにくい理由(母親)
子ども 出産・育児がしにくい理由(父親)
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