家具インテリアの一括問い合わせサービス「SHOPNAVI」を運営するヘヤゴト(東京都品川区)は、全国の20〜60代の男女約1000人を対象に「家具のリニューアル」に関する調査を実施した。リニューアルを希望するものの、実際にできていない人の割合が7割を超えることが分かった。
調査は3月11〜12日にかけてインターネットで実施した。
最初に、直近5年以内に家具をリニューアルしたいと思ったことがあるかどうか聞いた質問では、「全部を変えようと思ったことがある」(12.7%)、「一部を変えようと思ったことがある」(35.7%)となり、合わせて半数以上がリニューアル希望を持っていることが分かった。一方、「いずれも思ったことはない」も51.6%と半数を占めた。
次に、どのような家具をリニューアルしたいかと尋ねた質問では、「テーブルや椅子、ソファなど(リビングやダイニング)」が64.9%と最も多く、次いで「ベッド、寝装品(寝室)」が37.0%、「カーテン、カーペットなど(窓や床)」が32.7%と続いた。
主にリビングやダイニングで使用する大型家具をリニューアルしたいと思っている人が多くいることがうかがえる。
では、リニューアルをしたい理由は何か。この質問には、「壊れた(古くなった、痛んだ」が32.3%で最多。次いで「新しい家具が欲しくなった」(29.9%)、「気分転換したかった」(29.3%)と続いた。
家具が壊れていなくても、新しいものを購入して雰囲気を変えたいと思う人が一定数いることがうかがえる。
では、実際に家具をリニューアルした人はどれぐらいいるのか。回答は「リニューアルした」が24.6%、「していない」が75.4%となった。
していない理由については「お金がかかりそう」が65.3%で最多。次いで「家具の入れ替えが大変そう」(32.4%)、「満足できる家具を見つけるのが難しそう」(21.0%)と続いた。
リニューアルに関心を抱きつつも、金銭面を理由に実施に至っていない人が大半を占める現状がうかがえる。高額になる家具のリニューアルには、費用の見積もりや相談サービスを充実させるなど、リニューアルへのハードルを低くしていく企業努力が求められそうだ。
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